山の芋

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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山の芋(ヤマノイモ)



山の芋は、蔓性の多年草で、日本では、縄文後期から栽培して食用にしていたといわれます。一般に、山に自生する自然薯(じねんじょ)を山の芋、栽培品種を山芋といいますが、現在は自然薯も栽培されています。栽培品種には、長芋、いちょう芋、大和芋に大別されますが、現在は長芋が主流で、最も栽培量が多いです。尚、関東では、いちょう芋を大和芋と呼ぶこともあります。大和芋は、関西地方に多く、別名つくね芋と呼ばれます。
主成分は、でんぷんですが、消化酵素のアミラーゼなどを豊富に含み、滋養強壮や疲労回復に有効です。山の芋のぬめりには、ムチンという成分が含まれますが、ムチンは胃腸などの粘膜を潤し、保護するので、消化を助け、やはり滋養強壮に効果的です。このほかにも、コレステロールを減らす働きのあるサポニン、新陳代謝をよくするコリンなどの成分も含まれ、高血圧の予防や腎臓の機能を高めるのに役立ちます。
山の芋のでんぷんは、消化がよく生のままで食べることできるので、栄養分の損失なく摂ることができます。すりおろしたり、千切りが一般的ですが、アクがあるので、皮を厚くむき、すぐに酢水につけます。


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