ウメ |
食と健康に関する辞典
(サイトの主旨) 健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。 スポンサード リンク |
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ウメウメは、古くから日本人の生活文化に深く根をおろし、万葉集にも122首も詠まれ、鑑賞されてきました。 ウメの主成分は、約90%の水分と少量の炭水化物、たんぱく質ですが、ミネラル(カルシウム、リン、カリウムなど)、ビタミン類(カロチン、ビタミンB1、B2、Cなど)、有機塩酸類を多様に含みます。特に有機塩酸は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、ピクリン酸などを含み、強い抗菌作用や生理活性作用をもちます。クエン酸は、糖の代謝を活発にし、疲労物質の乳酸の処理を高めるので、疲労回復に効果があります。ピクリン酸は、肝臓の機能を活性化し、二日酔いの防止に効きます。血管の老化を防止したり、免疫細胞のマクロファージを活性化する働きもあるといわれています。 梅干は、塩分(ナトリウム)が数千倍増えますが、カロチンがわずかに減るほかは有機塩酸はあまり変化がないようです。高血圧の人は、塩分の過剰摂取が心配になりますが、1日1〜2個程度なら有機塩酸の効用のほうが期待できます。 ちなみに梅肉エキスは、梅干の30倍の効能と10倍の抗菌性があるといわれています。 スポンサード リンク |
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