トマト栄養

食と健康に関する辞典

（サイトの主旨）
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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トマトの栄養

トマトには、カリウム、カロチン、ビタミンＢ群、Ｃ、ナイアシン、食物繊維など多くの栄養成分が含まれます。カリウムは、体内の余分なナトリウム（塩分）を排泄し、血圧を下げる働きがあります。カロチンのひとつリコピンは、トマトの赤みを作る色素ですが、抗酸化作用があり、老化やがんの原因となる活性酸素を分解する作用があります。また、毛細血管を強くするケセルチンという成分が含まれていますが、ケセルチンはビタミンＣの体内での働きを高める作用もあるので、美肌に効果があります。さらに血液をさらさらにして、血小板の凝固を抑制する働きのなるピラジンという香りの成分も含んでいます。食物繊維であるペクチンも多く含まれ、便秘の予防・改善やコレステロールの低下にも役立ちます。
トマトの酸味は、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸によるものですが、これらは疲労物質である乳酸を取り除く働きもあります。
栄養的には、ミニトマトのほうがビタミン類、ミネラルを多く含みます。

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