タラの芽

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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タラの芽



タラは、北海道から沖縄の山地に普通に生える落葉低木で、若芽であるタラの芽を山菜として食します。冬の厳しい寒さを乗り越えた春に採取するので、栄養価や薬効が高いのが特徴です。全国的に栽培も盛んです。生のまま天ぷらにしたり、ゆでてあく抜きしたものをおひたしや和え物にします。ゆでるときは、塩を入れた湯で、すばやくゆであげ、すぐに水にさらしてアク抜きします。水につける時間は短めにします。
タラの芽は、カリウムを豊富に含みます。カリウムは、利尿作用があり、体内の余分なナトリウムを排出するので、高血圧の予防やむくみの解消に効果的です。また、糖の吸収を抑えて血糖値を下げる作用のあるエラトサイドという成分も含んでいます。タラの根の皮にはサポニンが含まれ、血糖値を下げる効果があり、古くから糖尿病に有効とされています。


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