玉ねぎ |
食と健康に関する辞典
(サイトの主旨) 健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。 スポンサード リンク |
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玉ねぎ玉ねぎは、中央アジア原産のユリ科の野菜で、エジプト、メソポタミア文明の時代から栽培されていたとされます。日本へは、明治時代に輸入され北海道で本格的に栽培されるようになり、全国へ広まりました。現在では、世界でも有数の玉ねぎ生産国でもあり、輸入大国でもあります。 玉ねぎの栄養成分は、糖質が多い以外には栄養的にはあまり価値はありませんが、薬効成分に様々な効用があります。玉ねぎを切るときに涙が出ますが、これは硫化アリルという成分が目の粘膜を刺激するからです。硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にします。ビタミンB1が不足すると糖質の分解ができず、疲労物質といわれる乳酸などが体内にたまり、倦怠感や気力の減退が起こります。硫化アリルは、胃液の分泌も活発にするので、食欲を増進する働きがあります。また、善玉コレステロールを増やして血小板が固まるのを抑える働きもあり、高血圧や動脈硬化などを予防します。 このほか、玉ねぎに含まれるジスルフィド類は、血糖値を下げて正常に保つ作用があり、糖尿病の治療や予防に効果が期待されています。肝臓の解毒を助けるグルタチオンという成分も含まれています。 スポンサード リンク |
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