酢効用

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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酢の効用



酢は、人間が作り出した最古の調味料といわれますが、その効用は古くから知られ、ギリシャ時代の医学者ヒポクラテスは回復期の病人に「酢卵」を飲ませたと伝えられています。
酢の主な有効成分は、クエン酸、酢酸、コハク酸、リンゴ酸などの有機酸です。クエン酸には、食事から摂取された糖質、脂質、たんぱく質の代謝を促してエネルギーにかえる働きがあります。余分な脂質の分解が進むので、コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ、動脈硬化や高血圧を予防します。また、疲労物質である乳酸の蓄積を防いだり、蓄積した乳酸を分解して疲労回復を助ける働きもあります。さらにカルシウムやマグネシウムの吸収を円滑にする働きもあります。その他にも、酢には様々な効用がありますが、酢の中では有害な細菌の多くが短時間で死滅するほどの強い殺菌力があります。食中毒の予防に有効です。

酢は、その国の代表的な酒と同じ原料で作られることが多く、米から酒を作る日本には米酢、ワインの国フランスではぶどうからワインビネガーを作っています。
穀物や果実から作られる醸造酢と醸造酢に化学酢酸などを加えた合成酢がありますが、流通している食用酢の大半は醸造酢です。


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