里芋

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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里芋(サトイモ)



里芋の原産地は、インドやスリランカなどの熱帯アジアで、日本へは縄文時代に伝わったとされます。山で自生する山の芋に対し、里で栽培されたことから里芋と呼ばれるようになりました。
主成分は、でんぷんですが、芋類なかで一番カロリーが低く、糖分をエネルギーにかえるビタミンB1、食物繊維を含みますので、ダイエット食品としても食べられます。
里芋が他の芋類と違う点は、皮をむくと特有のぬめりが出てくることです。これは、ガラクタンという多糖類とたんぱく質が結合したものに、マンナンという食物繊維が加わった糖たんぱくで、ムチンと呼ばれます。ムチンは、胃の粘膜を強化し胃酸から胃壁を守る働きと肝臓や腎臓の機能を強化する働きがあります。
芋類の中では、カリウムが抜群に多いのも特徴です。カリウムは、体内のナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧の予防に効果を発揮します。
泥つきで皮が湿っぽいものが新鮮です。皮をむいて売っているものは、薬品処理がされているものがあるので注意しましょう。


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