サラシア

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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サラシア



サラシアは、インドやスリランカ原産のニシキギ科のつる性植物です。古代インドの伝統医学アーユルヴェーダに登場し、ギムネマ同様に糖尿病や肥満などの治療薬に用いられてきました。サラシアの抽出液には、砂糖を摂っても、食後の血糖値を上昇させない成分があることが解明されました。
食事で摂った糖質は、小腸でまず分解酵素α-アミラーゼにより二糖類のオリゴ糖に分解され、さらに二糖類は分解酵素α-グルコシダーゼによって単糖類のブドウ糖に分解され腸壁から吸収され血管に入ります。サラシアの抽出エキスは、α-グルコシダーゼの働きを阻害します。ブドウ糖に分解されなかったオリゴ糖は、腸内の乳酸菌の栄養となり、乳酸菌が増えるので、便秘の解消にもなります。サラシアには、強力な抗酸化作用をもつエピカテキンガレートなども含まれているので、糖尿病からくる合併症を抑えたりする効果もあります。血糖値を気にしている方の場合は、食前に摂ると効果があるとされています。


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