魚加工

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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魚加工



100g当たりの主な食品成分
エネルギー
(kcal)
たんぱく質
(g)
コレステロール
(g)
ビタミンA当量
(μg)
ビタミンE
(mg)
まあじ
開き干し・焼き
220 24.6 96 微量 1.0
めざし(焼き) 244 23.7 120 170 0.4
干しかれい 117 20.2 87 2 2.3
塩鮭 199 22.4 64 24 0.4
塩さば
291 26.2 59 9 0.5
さんま
みりん干し
409 25.1 98 31 0.5
ほっけ
開き干し
142 18.2 82 21 1.1


ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
多価不飽和
脂肪酸(g)
カリウム
(mg)
カルシウム
(mg)
まあじ
開き干し・焼き
0.12 0.21 2.83 350 57
めざし(焼き) 0.01 0.26 1.95 220 320
干しかれい 0.25 0.10 0.85 280 40
塩鮭 0.14 0.15 2.61 320 16
塩さば 0.16 0.59 4.41 300 27
さんま
みりん干し
微量 0.30 4.65 370 120
ほっけ
開き干し
0.09 0.23 1.50 330 160


魚加工品の栄養分は、生魚と大差ありませんが、塩分が多いので、毎日食べることはお勧めできません。魚には、IPAやDHAの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。魚に含まれる不飽和脂肪酸は、血管を拡張して血液の流れを良くしたり、血栓を溶かす作用、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす作用などで、高血圧や動脈硬化、脳卒中の予防に役立つことが知られています。また、脳や神経組織の発育の促進や機能を向上させる働きがあります。
たんぱく質は、筋肉や内臓、血液、免疫物質、神経の伝達物質などの体の主要な部分を構成します。ビタミンAは、皮膚や内臓、目の粘膜を強化し、免疫細胞の働きを活性化します。コレステロールは、肝臓で合成される脂質で、胆汁酸合成の材料となったり、細胞膜やホルモンの材料となったり、人体には欠かせない成分ですが、摂り過ぎると動脈硬化や高脂血症の原因となります。ビタミンB1は、炭水化物の中の糖質が分解されてエネルギーに転換されるのに不可欠な栄養素です。ビタミンB2は、細胞の再生や成長促進、脂肪の燃焼、過酸化脂質の生成防止などに深くかかわる栄養素です。ビタミンEは、強い抗酸化作用で老化やがんの原因と考えられる有害な活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を防止します。カリウムは、余分な塩分を排泄し、高血圧を予防します。カルシウムは、骨や歯を丈夫にします。



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