リボフラビン

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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リボフラビン



リボフラビンは、ビタミンB2の一種で、通常は黄色の着色料として利用されています。黄色や橙黄色の結晶または結晶性の粉末です。ブドウ糖よりつくられるリボースを原料として製造されます。着色料としては、カステラやプリンなど菓子類、みそ、しょうゆ、小麦粉、粉ミルク、マーガリン、インスタント食品、めん類などに使われています。ビタミンB2では、リボフラビンのほかにも、リボフラビン5’-リン酸エステルナトリウム、リボフラビン酪酸エステルが着色料として使用されています。リボフラビン5’-リン酸エステルナトリウムは、リボフラビンよりも水に溶けやすく、健康ドリンクなどの飲料、冷菓、インスタント食品、ゼリーなどに用いられています。リボフラビン酪酸エステルは、油脂類に溶解する性質があり、マーガリン、チーズ、生クリーム、水産ねり製品、めん類などの用いられています。
ビタミンB2は水溶性なので、たくさん摂取しても多い分は利用されずに尿としてすみやかに排泄されます。体内では、FMN(フラビンモノヌクレオチド)、FAD(フラビンアデニンヌクレオチド)の形で存在し、補酵素として、生物が生きていく上で必要な様々な酵素といっしょに働きます。


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