ポリフェノール効果

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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ポリフェノールの効果



ポリフェノールには、抗酸化作用があり、活性酸素を除去し細胞の老化を防いだり、発がん物質の活性化を抑制する効果があるとされます。動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病やがんの予防、老化の抑制などの効能が期待されます。
ポリフェノールは、植物の葉や樹皮、果皮、花や茎などに含まれる色素やにがみ成分で光合成によって作られます。ひとつの物質ではなく、約300種類が知られています。抗酸化作用のほかにも、物質ごとに肝機能の強化、視力の向上、血圧の上昇抑制、抗菌など特有の働きをもっています。
ポリフェノールの欠点は、効果時間が短いことです。多くのポリフェノールを摂取してもその効果は数時間ですが、活性酸素は24時間生み出されています。一時的に一品目から摂取しても不足するので、いろいろな食材から、いろいろな時間に摂るようにしましょう。
ポリフェノールは、色素成分のフラボノイドとそれ以外のノンフラボノイドに大別されます。ぶどうやブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、お茶に含まれるカテキン、赤ワインやココアに含まれるケルセチン、大豆に含まれるイソフラボン、そばに含まれるルチンなどがよく知られているフラボノイドです。
ノンフラボノイドでは、コーヒー豆やゴボウなどに含まれるクロロゲン酸、ゴマに含まれるゴマリグナン、紫蘇などに含まれるロズマリン酸、お茶や赤ワインに含まれるタンニンなどがあります。


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