難消化性デキストリン

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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難消化性デキストリン



難消化性デキストリンは、馬鈴薯やトウモロコシなどのでんぶんを加水分解し、分解されなかった難消化性の成分を酵素処理し作られた水溶性の食物繊維です。ブドウ糖がつながった構造を持つ、体内酵素で消化されない物質の総称です。特定保健用食品の「お腹の調子を整える食品」や「血糖値が気になりはじめた方の食品」に利用されています。
便秘や腹部膨満感を解消する整腸作用、コレステロールや中性脂肪の体内での蓄積を抑制する作用のほか、腸内での糖分の吸収をさまたげて、血糖の急激な上昇を抑制する作用もあります。糖分の一部は、小腸の粘膜に存在する二糖類の分解酵素と連結した糖輸送体の働きによって腸管から取り込まれていきますが、難消化性デキストリンにはこの糖輸送体を阻害する働きがあります。この結果、糖の吸収に時間がかかり急激な血糖値の上昇を抑制し、インスリンの過剰な分泌を防ぐことができます。このほかにも、糖の代謝そのものが改善されたり脂質の代謝の改善、さらに体内に蓄積された脂肪を減らす作用があることも報告されています。


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