味噌栄養

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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味噌の栄養



味噌は、主原料であるダイズの良質なたんぱく質を豊富に含みますが、加えて発酵によって大豆にはない、またはあっても少量のアミノ酸やビタミンなどが大量に生成され、栄養的にさらにすぐれたものになった食品です。
味噌のたんぱく質は、酵素によって加水分解され、約30%がアミノ酸になっているので、消化吸収がよく、生命維持に不可欠な必須アミノ酸が8種含まれています。中でもメチオニンは、肝機能を高める働きがあります。その他にも、炭水化物・脂質・灰分・ビタミン・カリウム・マグネシウム・繊維質など、たくさんの栄養素が含まれています。
大豆サポニンは、過酸化脂質の生成を抑えるので、血栓症や動脈硬化の予防に有効です。コレステロールを溶かして取り除いたり、ブドウ糖が中性脂肪に変性するのを抑制します。
脂質の代謝や細胞膜の生成に欠かせない脂質の一種であるレシチンも含まれますが、レシチンは乳化作用があるため、余分なコレステロールを引き付け、血管の中をきれいにします。
ポリフェノールの一種であるイソフラボンも含まれおり、体内で女性ホルモンと同じような働きをするので、更年期障害の症状軽減に効果的です。カルシウムも豊富にふくまれていますが、イソフラボンはカルシウムの骨への吸収を助けるので、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。


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