潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍) |
食と健康に関する辞典
(サイトの主旨) 健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。 スポンサード リンク |
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潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)胃や十二指腸のできる潰瘍は、胃液と胃の粘膜を守る保護液のバランスがくずれ、胃壁が胃液によって自己消化されて傷ができる病気です。はっきりした原因は明らかではありませんが、ストレスによって胃の働きをコントロールする自律神経の働きが鈍り、胃酸の分泌が増え、胃粘膜を守る粘液の分泌が抑制されるといわれています。また、ヘリコバクターピロリという細菌が関係しているともいわれてます。傷の程度も様々で、粘膜層のびらんから筋層の傷、穿孔まであり、症状を自覚しないものから、吐血や下血、激痛の起こるものまであります。 予防や対策としては、煙草、アルコールやカフェインを含む食物・飲料を避けます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の食事の基本は、傷を刺激せず、胃液分泌を促進させず、栄養価の高く鮮度のよい食品をバランスよく食べることです。香辛料やエキス分の多い肉や魚類は避けます。殺菌力が弱まっているので、鮮度の落ちたものも避けます。消化の悪い繊維質の多いもの、脂肪の多い肉やマグロのとろなども避けます。熱すぎるもの、冷たすぎるものも避けましょう。牛乳のたんぱく質は、胃酸の分泌を促進させず、脂肪分は胃壁に膜をつくって保護液のかわりをします。また、ビタミンやミネラルも豊富に含みます。冷たい牛乳は避けて、体温ぐらいに温めて飲んだり、料理にも利用しましょう。ただし、牛乳を飲むと下痢をする乳糖不耐性の人は避けましょう。鶏卵も消化のよいたんぱく質や脂肪を多く含んだ食べ物です。かたくゆでた卵は控え、半熟卵や茶碗蒸し、たまご豆腐などがよいでしょう。野菜は、ビタミン、ミネラルの補給源なので、積極的に食べます。ただし、繊維質の多い野菜は控え、かぶやニンジンなどの繊維が少ないものを選びます。生は避け、煮たり、ゆでたりして食べましょう。カボチャのポタージュスープもおすすめです。カボチャに豊富に含まれるカロチンは、体内でビタミンAにかわり、胃や腸の粘膜を強化する働きがあります。 スポンサード リンク |
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