必須脂肪酸(ビタミンF)

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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必須脂肪酸(ビタミンF)



必須脂肪酸とは、体内で合成されないために、食品から摂取する必要がある脂肪酸で、物質が特定される以前はビタミンFと呼ばれていました。n-3系のα−リノレン酸、IPA(イコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、n-6系のリノール酸やリノール酸を原料として体内で合成されるがγ-リノレン酸、アラキドン酸などが、必須脂肪酸とされています。
必須脂肪酸の働きとしては、エネルギー源となるほか、脂溶性のビタミンの吸収に役立ちます。また、必要量のプロスタグランジンを体内で作り出しますが、プロスタグランジンは炎症、痛み、腫れの調整、血圧、心機能、胃腸機能と消化酵素の分泌調整、腎機能と流動調節、血液凝固と血小板凝集、アレルギー反応、神経伝達、各種ホルモンの産生に関係している重要な物質です。コレステロールを下げ、血栓、動脈硬化などを予防します。飽和脂肪を燃焼させ、体重を減らすのを助けます。
必須脂肪酸の不足からくる症状は、非常に広範囲で軽傷から重傷まで幅広く、例えば、疲れやすい、肌や粘膜が乾燥する、消化が悪い、便秘がちである、かぜを挽きやすい、気分がふさぐ、関節炎がある、心臓病に罹っている、高血圧であるなど症状が多岐にわたります。


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