牛乳・乳飲料

食と健康に関する辞典

(サイトの主旨)
健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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牛乳・乳飲料



100g当たりの主な食品成分
エネルギー
(kcal)
コレステロール
(mg)
脂質
(g)
たんぱく質
(g)
炭水化物
(g)
ジャージー 80 17 5.1 3.6 4.7
普通牛乳 67 12 3.8 3.3 4.8
加工乳
(濃厚)
73 16 4.2 3.5 5.2
加工乳
(低脂肪)
46 6 1.0 3.8 5.5
乳飲料
(コーヒー)
56 8 2.0 2.2 7.2
乳飲料
(フルーツ)
46 2 0.2 1.2 9.9
脱脂粉乳
スキムミルク
359 25 1.0 34.0 53.3
調整粉乳
(育児用)
514 63 26.8 12.4 55.9


ビタミンA
(μg)
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
鉄分
(mg)
カルシウム
(mg)
ジャージー 51 0.02 0.21 0.1 130
普通牛乳 39 0.04 0.15 微量 110
加工乳
(濃厚)
37 0.03 0.17 0.1 110
加工乳
(低脂肪)
13 0.04 0.18 0.1 130
乳飲料
(コーヒー)
5 0.02 0.09 0.1 80
乳飲料
(フルーツ)
0 0.01 0.06 微量 40
脱脂粉乳
スキムミルク
6 0.30 1.60 0.5 1100
調整粉乳
(育児用)
570 0.41 0.72 6.5 370


牛乳は、必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく質やカルシウムが多く含まれています。牛乳の糖質は、乳糖ですが、乳糖を消化するにはラクターゼという酵素が必要です。この酵素をもたない乳糖不耐性の人は、下痢をすることがあります。
コレステロールは、肝臓で合成される脂質で、胆汁酸合成の材料となったり、細胞膜やホルモンの材料となったり、人体には欠かせない成分ですが、摂り過ぎると動脈硬化や高脂血症の原因となります。脂質は、体の熱やエネルギー源となったり、ホルモンや胆汁の材料となるほか、ビタミン類の円滑な吸収に不可欠な栄養素です。しかし、過剰に摂取すると体脂肪として体内に蓄積され肥満に直結し生活習慣病の原因となります。たんぱく質は、筋肉や内臓、血液、免疫物質、神経の伝達物質などの体の主要な部分を構成します。ビタミンAは、皮膚や内臓、目の粘膜を強化し、免疫細胞の働きを活性化します。ビタミンB1は、糖質が分解されてエネルギーに転換されるのに不可欠な栄養素です。炭水化物は、糖質ともいい人間の筋肉を動かす主要なエネルギー源となる栄養素で、でんぷん、砂糖、ブドウ糖、果糖などが含まれます。ビタミンB2は、細胞の再生や成長促進、脂肪の燃焼、過酸化脂質の生成防止などに深くかかわる栄養素です。鉄分は、造血や貧血の予防に効果があります。カルシウムは、骨や歯を丈夫にします。


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