大豆イソフラボン

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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大豆イソフラボン



大豆イソフラボンは、大豆の胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種です。体内で女性ホルモンと同じようなはたらきをするので、「植物由来のエストロゲン」といわれています。エストロゲンの減少によって起こるめまいやのぼせなどの不快な更年期障害の症状軽減に効果的です。また、女性ホルモンは、骨からカルシウムが過剰に溶け出すのを防ぐ働きがありますが、女性ホルモンは40代くらいから少なくなってきて、骨密度が落ちてきます。イソフラボンは、骨からカルシウムが溶け出すのを抑え、骨密度を増やし、更年期の女性の骨粗しょう症を予防します。強力な抗酸化作用で悪玉コレステロールを減らし、血管を広げてつまりにくくし、高血圧、動脈硬化を予防します。活性酸素を除去し、乳がんや男性の前立腺がんをはじめ、さまざまながんの発生を抑える効果も期待できます。
納豆、豆腐、味噌、油揚げなどの大豆製品から摂取できます。


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