コーヒー効能

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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コーヒーの効能



現在は、嗜好品のコーヒーですが、利用されるようになった当初、アラビアのイスラム教徒の間では薬として広まりました。日本への伝来は、江戸時代後期、現在では消費量世界第3位のコーヒー消費大国となっています。
コーヒーの主成分は、カフェインとタンニンです。カフェインには、脳の働きの活性化、胃液の分泌促進、利尿、体脂肪の燃焼促進、強心、アセトアルデヒド(二日酔いの原因)の排泄促進などの働きがあります。タンニンには、コレステロールや血圧の上昇抑制、抗菌、消炎などの働きがあります。このほかにも、胃潰瘍の原因とされるピロリ菌や病原性大腸菌のO-157などの増殖を抑制する作用、老化やがんの原因と考えられている活性酸素を除去する作用、脳神経細胞の形成を促す作用、肝臓病を防ぐ作用などが報告されています。
また、コーヒーの香りの成分には、DNAの酸化や心臓の老化を防止する抗酸化物質が300種以上含まれているといわれています。ただし、淹れたてのコーヒーの香りだけで、5分もたつとその効果がなくなるといわれます。
胃液分泌を促進するため、空腹時に飲むと胃に負担をかけ、消化性胃潰瘍を助長することもあります。


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