クエン酸回路 |
食と健康に関する辞典
(サイトの主旨) 健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。 スポンサード リンク |
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クエン酸回路クエン酸回路とは、食事で得られる糖質・脂質・たんぱく質などの代謝物質から、人間の基本的エネルギー源であるATP(アデノシンリン三リン酸)などの産生を行う代謝システムのことです。クエン酸(Tri-Carboxylic Acid)の頭文字を取ってTCAサイクルとも呼ばれています。 体内に摂取された糖質・たんぱく質・脂肪はそれぞれブドウ糖、アミノ酸、グリセリンと脂肪酸に分解・消化されます。分解・消化された栄養分は、各細胞内で焦性ブドウ酸(ピルビン酸)となって脱炭酸と補酵素A(CoA)との結合により、または脂肪酸のβ酸化によって、アセチル-CoAに変えられ、クエン酸回路へ取り込まれます。このとき、回路が順調に回転していれば、ピルビン酸が様々な酸に変化しながらエネルギーが生み出されていきます。最終的には、炭酸ガスと水になって身体の外へ排出されます。しかし酸素供給が不十分な状況下では、ピルビン酸はアセチルCoAになれずに疲労物質である乳酸に変わってしまいます。そこでクエン酸を直接摂取することにより、クエン酸回路を活発にさせエネルギーを産生することができます。クエン酸は、主にレモンなどの柑橘類や梅干などに含まれています。 スポンサード リンク |
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