コンドロイチン硫酸

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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コンドロイチン硫酸



コンドロイチン硫酸は、軟骨や椎間板、関節などの結合組織の主要成分であるムコ多糖類を構成する重要な成分です。骨の形成、傷の治癒、感染防止(免疫体の産生)などの作用を持つ物質です。
コンドロイチン硫酸は、コラーゲンや細胞群とともに結合組織を形づくり、組織に保水性や弾力性を与え、栄養分の消化吸収や新陳代謝を促進します。このため、皮膚のみずみずしさや若返りに効果を発揮します。カルシウムの代謝に深く関わって、骨の成長や骨折の回復を促し、骨粗しょう症を予防します。血液中のコレステロールや過酸化脂質を除去し、動脈硬化や高血圧を予防します。傷ついた皮膚や組織を補修します。目の角膜や水晶体の透明性や弾力性を保持したり、細胞の増殖を促進し、精子を増殖するなどの作用もあります。

コンドロイチン硫酸は、成長期には体内でも生成されますが、加齢とともに産生されなくなります。コンドロイチ硫酸には、A型、B型、C型、D型があり、人間に必要なのが、A型とC型です。特にA型は、人間の体内で生成できる量が20歳頃から減少し、50歳になると必要量の20分の1になると言われています。
納豆、山芋、オクラ、なめこ、海藻などのねばねばした食品、すっぽん、フカヒレ、ツバメの巣、スジ肉などに含まれています。


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