カモミール

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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カモミール



カモミールは、南ヨーロッパや北アフリカの原産のキク科の代表的なハーブです。ドイツでは、母なる薬草と呼ばれています。和名はカミツレで、フルーティーなリンゴに似た香りを漂わせることから大地のリンゴともいわれます。古くから「植物のお医者さん」と呼ばれ、近くに植えてある植物の病気を治すという特性を持っています。様々な品種がありますが、薬用になるのはジャーマンカモミールとローマンカモミールの2種類で、強い薬効があります。
鎮痛、鎮静、解熱、発汗、抗炎症、強壮、防腐、駆虫、消化不良の改善や食欲増進、不眠、冷え性、月経不順など多様な効能が知られています。また、アピゲニンというフラボノイドが含まれていて、がんを抑制する効果が期待されています。精油や煎じた液は、化膿止めなどの外用にも用います。


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