安息香酸 |
食と健康に関する辞典
(サイトの主旨) 健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。 スポンサード リンク |
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安息香酸安息香酸は、抗菌作用があるので保存料としてよく使われる食品添加物です。通常は、水に溶けやすいようにアルカリ処理した安息香酸ナトリウム(Na)が使用されます。胃の中に入ると元の安息香酸に戻ります。安息香酸は、1800年代にすでに殺菌作用が知られており、保存料として使用されていました。各種医薬品や農薬などの化学原料としても使用されています。食品では、しょう油、シロップ、清涼飲料水、マーガリン、ワイン、チーズ、キャビアなどに利用されています。歯磨き粉や化粧品に含まれていることもあります。 安息香酸は、石油からとれるトルエンを原料に化学合成して得られます。天然では、大豆や大豆製品、梅、紫蘇、グレープフルーツなどに比較的多く含まれていますが、殺菌効果を示すほどの量ではありません。乳醗酵製品のチーズやヨーグルトには、醗酵過程において微生物が安息香酸を分泌するため、紀元前から保存性の高い食品として愛用され続けています。 人間にとって安全な量は、アメリカでは1日につき体重1kgあたり4mg、日本では5mgとされています。しょう油や栄養ドリンクなどで、1リットルあたり0.2〜0.5g、マーガリンで1g/kg程度含まれています。発がん性の目安となる変異原性試験は陰性で、問題はありません。 スポンサード リンク |
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