アスパルテーム |
食と健康に関する辞典
(サイトの主旨) 健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。 スポンサード リンク |
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アスパルテームアスパルテームは、アスパラギン酸とフェニルアラニンという2つのアミノ酸が結合した合成甘味料で、砂糖の約200倍の甘みがあります。低カロリーでサッカリンやステビアのような苦味や渋味がなく、砂糖に近い甘味で、食塩、クエン酸が共存すると甘味が増すので、使用量が増大しています。加熱に弱いので、ヨーグルトや炭酸飲料、冷菓などに使用されています。 体内でアスパラギン酸とフェニルアラニン、メタノールの酵素分解されます。メタノールには毒性がないでもありませんが、アスパルテーム分子全体に占める割合いが少ないため、普通に調味料として使う分には何の問題もない量です。この程度のメタノールは他の食品にも含まれており、体は問題なくこれを処理して無害化しています。 フェニルアラニンケトン尿症という約20000人に1人の遺伝病の子供は、フェニルアラニンの摂取を制限されているので、アスパルテーム入りの食品には「フェニルアラニン含有」の表示が義務づけられています。もっともフェニルアラニンは、牛乳などあらゆるたんぱく食品にもたくさん含まれているので、アスパルテームだけを特別扱いしてもあまり意味はありません。また、フェニルアラニンは、食品から摂取しなければならない必須アミノ酸のひとつで、通常はまったく毒性ありません。分解物のジケトピペラジンにも発がん性、変異原性がないことが証明されています。 アスパルテームほど毒性試験が徹底的に行われた食品添加物はなく、短期および長期毒性試験でも、一般毒性や発がん性、変異原性、神経毒性など認められず、FAO(国連食糧農業機関)/WHO(世界保健機関)合同食品添加物専門委員会の最終的見解でも安全とされています。FDA(アメリカ食品医薬品局)がやっきになって有害性を実証しようとしたにも関わらず、結局問題点は見いだせず、認可せざるを得なかったともいわれています。 スポンサード リンク |
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