アケビ

食と健康に関する辞典

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健康の基本は、食にあります。「食と健康に関する辞典」では、野菜を始めとして魚介類、肉類など様々な食材の栄養成分とその働きや生活習慣病などの病気との関わりをわかりやすく説明しています。また、栄養やサプリメントなどに関する知識をコンパクトに紹介しています。

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アケビ



アケビは、北海道を除く日本全国に自生する落葉蔓性木本です。果実は、秋に紫色に熟してパックリと裂けることから、開け実から名付けられました。昔は無病延命の珍果として朝廷に献上されたといいます。古くから果実だけでなく、若葉や花芽なども食べ物や薬草として用いられてきました。
果実は、ビタミンCを含むほか、カリウム、配糖体のアケビンを含み、利尿、抗菌、抗がん作用があるとされます。肥って木質化したつる性の茎を晩秋に採取し、細切りし天日に干して乾燥したものを、生薬で木通(もくつう)といいます。つるを切って吹いたり吸ったりすると、空気が通るからついた名だといいます。利尿や消炎作用があり、尿道炎、膀胱炎、腎炎などに効果があるとされます。


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